がんを乗り越えたあなたへ
まずはこのサイトをご覧くださいがんを乗り越えたあなたへ
まずはこのサイトをご覧くださいがん治療を経験された方のことを、「がんサバイバー」と呼びます。
がんサバイバーの皆さまは、治療を終えた後も
日々の生活やお体・心にさまざまな不安を抱えながら過ごされているかと思います。
「今後、再発はしないだろうか」「この体調は大丈夫なのか」など、
治療が終わっても悩みは尽きません。
今の体調不良が
過去のがんと関連がないか、心配
食事や運動、仕事など
生活面での不安がある
再発や新たながんが
出来ていないか、不安
家族にもがんのリスクが
あるのではないか、心配
もし当てはまることがあれば、それはあなただけではありません。
多くのがんサバイバーの方が、同じような悩みを抱えています。
私たちは、がん治療を終えた方の
「これからの生活」をトータルでサポートします。
どんな小さなことでも、まずはお気軽にご相談ください。
      Support


がんの治療後は根治後であっても、治療の影響で体に様々な変化が生じています。
治療後の体の不調やお困りの症状を丁寧にサポートします。


がんの治療の終了後は、1~5年で専門病院でのフォローが終了することが一般的です。
当院では治療後の再発の有無の検査を致します。


別のがん(二次がん)が見つかることがあります。遺伝的な体質や生活習慣により、同じ臓器や別の部位にがんができやすい場合があります。
リスクに応じた検査をご提案しています。

Cooperation
がんの診療は長期間にわたることが多く、がん診療病院と地域のクリニックの密な連携が欠かせません。
当院では、診断から治療後の経過観察・日常の健康管理に至るまで、患者さんが安心して医療を受けられるよう、切れ目のない支援を大切にしています。

発症~半年
当院でがんが疑われた場合には、速やかに専門性の高いがん診療病院と連携いたします。
がん診療病院では、精密な検査をもとに治療方針が立てられ、患者さんにとって最適な治療が行われます。
関与度
がん診療病院:大
|
クリニック:小

治療後半年~5年
がん治療後は、合併症や副作用への対応と、再発がないかの経過観察が行われます。
再発のリスクやがんの種類・進行度により、検査内容や期間は異なります。
例として、胃がんや大腸がんで手術を受けた場合は、血液検査・CT・内視鏡を5年間定期的に行います。
一方、内視鏡的切除のみの場合は、内視鏡検査のみで経過をみます。
再発リスクが高い方は専門病院でのフォローが継続され、リスクが低い場合は、クリニックでの経過観察に移行することもあります。
関与度
がん診療病院:中
|
クリニック:中

それ以降
再発のリスクが極めて低くなった場合、がん診療病院のフォローは終了し、クリニックでの一般診療・経過観察に移行します。この段階でも、以下のような対応が必要になることがあります。
関与度
がん診療病院:小
|
クリニック:大
      For you
            食道がんでは、新たに喉や食道にがんを合併するリスクが非常に高いことが分かっています。また、胃がんや大腸がん、肺がんのリスクも高まることが知られています。そのため当院では、年2回の拡大内視鏡による胃カメラをおすすめしています。さらに、禁酒・禁煙の指導や、大腸カメラ、肺がんスクリーニング(胸部CT検査)も行い、全身的なフォローアップに取り組んでいます。
            胃がんの最大のリスク要因はピロリ菌感染です。治療後にはピロリ菌の除菌を行いますが、除菌後であっても残った胃には、がんができやすい状態が残るため、注意が必要です。当院では、年1回の拡大内視鏡検査による丁寧な観察をおすすめしています。また、胃を切除された方には、ビタミンB12の補充や、ダンピング症候群などへの対応をしています。
            手術後も残っている大腸にポリープやがんが出来ることがあります。ポリープの数や病理結果、家族歴など、リスクに応じて1〜3年ごとの内視鏡検査をおすすめしています。また、大腸がんの約5%は、遺伝的に発症しやすいタイプであることが分かっています。そのような可能性がある方には、専門病院の遺伝腫瘍外来と連携し、適切な評価と定期的な内視鏡検査を行っています。
            膵臓の一部や小腸を切除する手術の後は、消化機能の低下による症状が出ることがあります。また、糖尿病の発症や、脾臓を摘出した場合は免疫力の低下にも注意が必要です。
当院では、消化酵素の補充や糖尿病のチェック、ワクチン接種などを通じて、術後の体調管理を行っています。気になることがあればご相談ください。
当院では対応が難しいため、メインは乳腺外科や婦人科でのフォローをおすすめしています。
婦人科領域のがん治療では、骨盤内に手術や放射線治療を行うことが多く、それにより大腸カメラで痛みを感じやすくなることがあります。当院では、痛みに配慮した鎮静法や細い内視鏡を使用するなど、できる限り負担を軽減する工夫を行っています。
当院では対応が難しいため、メインは呼吸器内科でのフォローをおすすめしていますが、医療機関の依頼に応じて胸部CT検査を実施しています。
また、医療連携として、飲酒・喫煙歴のある方には、食道がん・胃がん・大腸がんをスクリーニングするための内視鏡検査をおすすめしています。
当院では対応が難しいため、メインは耳鼻科でのフォローをおすすめしています。
頭頚部がんでは、新たに喉や食道にがんを合併するリスクが非常に高く、また、胃がんや大腸がん、肺がんのリスクも高まることが知られています。医療連携として、年1回の拡大内視鏡による胃カメラと、症状に応じて大腸カメラ、胸部CT検査を提供しています。治療の影響で甲状腺ホルモンが低い場合は、補充療法を行います。
当院では対応が難しいため、メインは泌尿器科でのフォローをおすすめしています。
前立腺がんの放射線治療後に、放射線性直腸炎という状態がみられることがあります。これは、直腸の粘膜に炎症が起こり、下血を繰り返すことが特徴です。当院では、このような出血しやすい粘膜に対して、内視鏡を用いた焼灼治療を行っています。症状の改善が期待できる治療法ですので、お困りの方はご相談ください。
当院では対応が難しいため、メインはがん専門病院でのフォローをおすすめしています。
一部の原発不明がんの治療後では、完全緩解の後も定期的な内視鏡検査や血液検査、CT検査が必要となることがあります。
当院では精度の高い内視鏡検査を提供いたします。

Measures
がんの治療を終えた後も、不安や気分の落ち込みなど、心の不調を感じることがあります。当院では、メンタルヘルスに関して連携している専門医療機関があり、必要に応じてご紹介いたします。どうぞお気軽にご相談ください。
就労や生活、人間関係などの社会的な苦痛を抱えることがあります。こうした課題は、医療だけでは解決が難しい側面があります。がんサバイバーの会や就労支援の相談窓口のご案内も致します。
Faq
はい、対応可能です。ガイドラインに基づいて、血液検査・CT検査・内視鏡検査などを行い、継続的に経過をみていきます。手術を受けられたがん診療病院とも連携をとりながら、適切なフォローアップを行います。
当院では、抗がん剤治療は行っておりませんが、必要な場合には専門の医療機関をご紹介いたします。
治療内容についてご不安なことがあれば、お気軽にご相談ください。
当院では、がんの在宅医療や緩和ケアは行っておりませんが、対応可能な専門のクリニックをご紹介しています。ご希望やご状況に応じてご案内いたしますので、どうぞお気軽にご相談ください。
      Greeting
            院長 依田 雄介(よだ ゆうすけ)
早期発見と治療の進歩により、がんと診断された後も長く生きる方(がんサバイバー)は年々増えています。
特に高齢化に伴い、がんは“慢性疾患”として捉える時代になりつつあります。
これからの医療には、再発の監視や二次がんの早期発見といった医療的な側面に加え、心理的なサポートや就労支援など、社会的な支援も欠かせません。
当院では、がん診療の豊富な経験をもとに、長期的視点で医療的な側面からのフォローをしっかりと行います。また、社会的な支援についても、がんサバイバーの会や行政支援などを必要に応じてご紹介いたします。
安心して、当院にご相談ください。
About
Contact
※診療時間のみお電話にてお問い合わせを承っております
TOP