2026年5月05日
食事のあとに気持ち悪くなる、吐き気が続く——
このような症状は「食べ過ぎかな」と思われがちです。
しかし実際には、
👉 胃炎や潰瘍、ピロリ菌感染、場合によっては胃がんや膵臓の病気などが隠れていることもあります。
実際の診療でも、軽い吐き気をきっかけに検査を行い、原因が見つかるケースは少なくありません。
特に、症状が繰り返す場合や長引く場合は注意が必要です。
■ 食後の吐き気の主な原因
◎ よくある原因
・食べ過ぎ・飲み過ぎ
・胃もたれ(機能性ディスペプシア)
・ストレス
👉 一時的なことが多く、自然に改善することもあります。
◎ 注意が必要な原因
・胃炎・胃潰瘍
・ピロリ菌感染
・逆流性食道炎
・胃がん
・膵臓・胆のうの病気
👉 消化器の重要な病気が関係していることもあります
■ 若い方でも注意が必要な原因
「若いから大丈夫」と思われがちですが、
👉 若い方でも胃の病気が原因で吐き気が出ることがあります。
◎ ピロリ菌による胃炎・胃潰瘍
ピロリ菌に感染していると、
・慢性的な胃炎
・食後の不快感
・吐き気
が起こることがあります。
現在も、若い方の10%程度で胃にピロリ菌感染があると推測されています。
実際、症状のある10代や20代の方に胃カメラ検査しますと、
ピロリ菌感染が見られることは珍しくはありません。
👉 ピロリ菌感染は将来的に胃がんのリスクになるため注意が必要です。
◎ その他の胃炎・胃潰瘍
ストレスや生活習慣、薬の影響で胃があれることがあります。
👉 特に、痛み止めをよく飲む方では胃炎や胃潰瘍が起こることがあります。
■ 見逃したくない「胃がん」
食後の吐き気の背景に、
👉 胃がんが隠れているケースもあります。
これまでの臨床経験でも、
「なんとなく気持ち悪い」といった軽い症状のみで受診され、
検査で病気が発見されることがあります。
がんであっても
・軽い吐き気
・食欲低下
・なんとなくの不調
といった症状だけのこともあります。
👉 「なんとなく続く違和感」は注意が必要です。
■ 膵臓・胆のうの病気の可能性
食後に症状が出る場合は、
👉 膵臓や胆のうの病気も考える必要があります。
例:
・膵炎
・胆石
・膵臓がん
特徴:
・食後に悪化する
・背中の痛みを伴う
・吐き気が長く続く
👉 エコーやCT検査によって内視鏡では見えない臓器を評価することが重要です。
■ 受診の目安(重要)
以下のような場合は、早めの受診をおすすめします。
・吐き気が数日〜数週間続く
・食後に毎回気持ち悪くなる
・みぞおちの痛みがある
・食欲が落ちている
・体重が減ってきた
👉 「様子を見る」よりも一度評価することが大切です。
■ 必要な検査
◎ 胃カメラ(上部内視鏡)
胃炎・胃潰瘍・胃がんを確認
ピロリ菌の評価も可能
◎ CT検査
膵臓・胆のうなどを評価
内視鏡では見えない臓器を確認
👉 症状に応じて適切に検査を組み合わせます。
■ 当院での対応
当院では
・鎮静剤を使用した苦痛の少ない胃カメラ
・エコーやCTによる迅速な評価
が可能です。
日々の診療の中で、症状や背景を踏まえながら、必要な検査を適切に選択しています。
👉 「検査が不安」という方でも、安心して受けていただける体制を整えています。
■ まとめ
食後の吐き気はよくある症状ですが、
👉 胃炎・胃潰瘍・ピロリ菌感染など、治療が必要な病気が隠れていることもあります。
さらに
👉 まれに胃がんや膵臓の病気の可能性もあるため注意が必要です。
👉 症状が続く場合は、お気軽にご相談ください。
柏・我孫子・野田・松戸で内視鏡検査・CT検査をご希望の方は、お気軽にご相談ください。
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