
その他のがん
お電話・お問い合わせ準備中
WEB予約消化器以外の部位に発生するがんであっても、体に現れる症状が消化器内科と関わりの深いケースがあります。当院では、消化器疾患だけでなく、がんの早期発見・治療に向けた全身的な診察・検査にも対応しています。以下に、消化器以外の領域であっても、消化器内科の受診をきっかけに発見されることがあるがんについてご紹介いたします。
口腔がんは、舌・歯肉・頬の内側・口蓋など、口の中にできるがんです。初期は口内炎と区別がつきにくく、痛みを伴わないこともあります。食事や会話時に違和感が出ることが多く、消化器内科受診時に相談されることがあります。慢性的な口内炎や治りにくい潰瘍、出血、しこりなどがある場合は、早めの診察が推奨されます。
舌の縁に生じることが多い舌がんは、進行すると会話や嚥下が困難になります。初期にはただの口内炎や裂傷と見分けがつきにくく、見過ごされることも。舌の痛み、腫れ、しびれ、出血などが続く場合は注意が必要です。消化器症状と合わせて受診された際に早期発見される例もあります。
首にしこりができることで発見されることの多い甲状腺がん。進行しても痛みが少なく、気づかないうちに大きくなることがあります。声のかすれ、喉の違和感、呼吸しづらさなどがきっかけとなるケースも。首の前方にしこりや腫れを感じた場合は、内科的な診察から評価を行うことが可能です。
血尿が唯一の症状として現れることもある腎がん・膀胱がんは、内科での尿検査や腹部エコーから偶然発見されることもあります。排尿時の痛みや残尿感がないにもかかわらず血尿が見られる場合、消化器とは関係なさそうに見えても、腎泌尿器系のがんの可能性があります。
乳がんは消化器内科とは直接の関連はありませんが、乳房のしこりや乳頭分泌が気になってご相談いただくケースがあります。また、乳がんが肝臓などに転移した場合、肝機能の異常値から発見されることも。当院では、血液検査や腹部エコーでのチェックも可能です。
以下のような症状がある場合、がんの可能性を含めた検査が必要になることがあります。気になる症状がある方は、早めの受診をおすすめします。
痛みのない血尿(腎がん・膀胱がんの可能性)
声のかすれや長引く咳(喉頭がん・咽頭がん)
首や体にしこりを触れる(甲状腺がん・リンパ節腫脹)
治りにくい口内炎や舌の痛み(口腔がん・舌がん)
飲み込みづらさや喉の違和感(食道・咽頭の異常)
体重減少や食欲不振(がんの全身症状の可能性)
当院では、以下の検査を用いて、がんの早期発見・評価に努めています。
血液検査(腫瘍マーカーを含む)
腹部超音波検査(肝臓・胆のう・腎臓・膵臓など)
胸部レントゲン
尿検査(血尿・タンパク尿の有無)
便潜血検査(大腸がんスクリーニング)
CT・MRIなどの高度画像検査は、連携先医療機関で実施可能
また、必要に応じて耳鼻咽喉科・泌尿器科・甲状腺専門外来などへのご紹介も行っており、患者様一人ひとりに合った適切な医療をご提供します。
がんは、思わぬ症状から始まることがあります。特に初期は無症状だったり、軽い違和感程度だったりするため、見過ごされがちです。「少し変だな」と感じる段階での受診が、早期発見・早期治療に直結します。当院では、消化器を中心に全身を診る視点から、がんの兆候を見逃さない診療を心がけています。気になる症状がある方は、どうぞお気軽にご相談ください。
TOP