
胃痛・胃もたれ(食事のたびに胃が重い)
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WEB予約胃もたれとは、食事が消化されずに胃に残っているような膨満感、重苦しさ等の不快感の総称です。日常的によく感じる症状なので経験したことがある方も多いと思います。胃もたれの原因は様々であり、中には胃がんなどの重篤な疾患が隠れている場合もあるため、長期間症状が続く場合は注意が必要です。
脂っぽい食事の取りすぎは、胃腸の消化に負担をかけ胃もたれの原因になります。また、嗜好品(アルコールやタバコ、コーヒー等)、塩分や香辛料の効いた食事(唐辛子や胡椒等)の取りすぎも胃粘膜の知覚過敏となり酸の分泌が強くなるため、胃もたれや胃の不快感を引き起こします。
日常的なストレスや不眠・過労で休息が十分とれていないと、自律神経のバランスが崩れて胃腸の動きが弱まり、早期満腹感や胃もたれ感を引き起こします。
年齢を重ねると、脂っぽい食事が若い時ほど摂れなくなる、少食になるなどの症状を感じる方が多くなります。これは加齢によって胃の蠕動運動が弱くなり、胃酸の分泌量が減るためです。
一時的な胃痛や胃もたれでは、生活習慣の改善を行っていきます。
早食い、満腹を避け、よく噛んで腹八分を心がける
脂っこい食事を減らしバランスの良い食事を心がける
アルコール等の嗜好品や香辛料などの過剰摂取がある場合は、適量に控える
日常的なストレスや不眠、過労がある方は、ストレスを除外して十分な休息をとる
生活習慣の改善をしても効果が得られない場合は、消化器疾患が隠れている場合もあるので必ず胃カメラを行いましょう。胃がん、食道がんなどの重篤な疾患が見つかった場合は、早期治療に努めます。
その他、胃・十二指腸潰瘍、逆流性食道炎などがあった場合は胃酸分泌を抑制する薬や、胃粘膜保護薬などの薬物療法が必要になります。ヘリコバクター・ピロリ菌感染が証明された時は薬による除菌療法も併せて行っていきます。
胃に所見がなく機能性ディスペプシアが疑われる場合は、胃の出口の部分の蠕動運動を促進させる薬物療法を行います。
胃痛や胃もたれは一時的なことも多いですが、背景に重篤な病気が隠れている可能性もあります。症状が長引く場合や繰り返す場合には、自己判断せずに消化器内科での診察をおすすめします。
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