
大腸カメラ検査
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WEB予約大腸カメラ(大腸内視鏡検査)を受けたことはありますでしょうか?
「大腸カメラはなんだかこわい…」「初めてだからどんな流れか分からない…」
といった不安をお持ちの方も少なくないと思います。そこで今回は、当院で行っている大腸カメラ検査について詳しくご説明します。
大腸カメラ検査とは、大腸内視鏡を使って大腸(直腸から盲腸付近まで)を直接観察する検査です。内視鏡と呼ばれる細くて柔らかい管状のカメラを肛門から挿入し、大腸全体をくまなくチェックします。ポリープや腫瘍の早期発見に役立つだけでなく、必要に応じてその場でポリープを切除することも可能です。
大腸がんは日本でも患者数が年々増えている疾患のひとつですが、早期に発見できれば高い確率で治癒が望める病気でもあります。
そのために欠かせないのが、早めの検査と定期的なフォローです。
「こわい」「初めてだから抵抗がある」という方も、実際に検査が終わると「思っていたよりも楽だった」とおっしゃることも多いですので、ぜひ当院で検討してみてください。
準備中
「初めてだし、大腸カメラはどうしてもこわい…」と思われるかもしれませんが、実際には早いうちに検査を受けておいたほうが、安心につながります。
症状がなくても定期的に検査を受けることで、もしもポリープがあった場合には小さいうちに切除でき、がんになる前に対処が可能です。
便潜血検査で陽性が出た方
血便が出る方、下痢や便秘が続く方
体重減少や腹痛が長引いている方
50歳以上の方
大腸がんの家族歴がある方
以前に大腸ポリープが見つかった方
健康診断などで行う便潜血検査は、大腸がん検診のスクリーニングとして広く利用されています。便潜血検査で陽性が出たら、次のステップとして大腸内視鏡検査(大腸カメラ)を受けることが推奨されています。便潜血検査で陽性でも、その後の内視鏡検査で大きな異常が見つからない場合も多々あります。
しかし、陰性のまま見逃す可能性を考えると、やはり安心のためにも大腸カメラ検査を受ける意義は大きいでしょう。早期の段階では自覚症状がほとんどない場合でも、内視鏡検査によって大腸がんやポリープを発見できるケースもあります。陽性だからといって必ず重大な病気だというわけではありませんが、早めに確認しておくことで不安が解消できます。ぜひご相談くださいね。
大腸カメラ検査を行う際には、腸の中をきれいにしておく必要があります。そのため、前日の食事についていくつかご注意いただく点があります。
朝食と昼食は通常どおり摂取して問題ありません。ただし、消化に良い食品を意識してください。
ご飯、食パン、うどん
白身魚、卵料理(油を控えたもの)
脂肪分が少ない鶏肉や豆腐
夕食は、繊維質が多いもの、揚げ物や辛いものなどは避け、なるべく消化の良いものを選びましょう。食べたものが腸内に残ると、検査中の視野が悪くなり正確な診断が難しくなることがあります。
おかゆ
白米
うどん
白身
魚
卵豆腐
澄まし汁
繊維質の多い野菜(キャベツ、ほうれん草、ごぼうなど)
果物(特に種が多いもの:キウイ、イチゴなど)
キノコ類
海藻類
脂っこい料理
ナッツ類
水分は積極的に摂取してください。特に透明な飲み物を選びましょう。
水
お茶(透明なもの)
スポーツドリンク
乳製品
果汁入りジュース
アルコール
不安な点や具体的な献立に関する疑問があれば、遠慮なくご相談ください。
検査予約
大腸内視鏡検査をご希望の場合、事前に外来受診していただき、診察後に予約をします。この際下剤服用の注意点や食事に関しての説明などをさせていただきます。仕事で都合がつきにくい方はオンラインにて事前診察を行うことも可能です。
検査前日
食事に関する注意点を確認していただき、夕食は21時までに済ませてください。水、お茶、スポーツドリンクは夜間も摂取可能です。
検査当日
検査
検査準備
リカバリールーム内で検査着に着替えていただきます。ロッカーが設置されておりますのでご利用ください。着替えの後はストレッチャーでお待ちください。
鎮静剤使用時は点滴ルートを確保します。内視鏡を挿入する前に鎮静剤や鎮痛剤を投与し、リラックス状態で検査を受けられるようにします。ストレッチャーのまま内視鏡室に移動します。
検査開始
潤滑ゼリーを使用しながら内視鏡を肛門から挿入します。二酸化炭素ガス(CO2)で腸の中に送気をしながら大腸の観察を開始します。
大腸内を観察
盲腸まで到達したら大腸内腔を観察します。その際に必要に応じて組織を一部採取(生検)したり、ポリープをその場で切除することもあります。
検査終了
観察だけなら20~30分程度で終了です。ストレッチャーのままリカバリールームに移動します。その後、医師より検査結果について説明があります。
検査後
検査が終了した後は、リカバリールームでしばらくお休みいただきます。鎮静剤を使った場合は、意識がはっきりするまで横になっていただきます。
問題がなければご帰宅となります。(鎮静剤を使用しない場合はお着替えいただきご帰宅可能です)。鎮静剤を使用した場合、自転車やバイク、車等の運転はできませんのでご注意ください。
「大腸カメラは痛いのでは?」「こわいから気が進まない」と感じる方も多いかもしれません。当院では、そうした不安を軽減するために、必要に応じて鎮静剤を使用することができます。鎮静剤を投与すると、軽い眠気がある状態で検査を受けられるので、痛みや違和感が少なくなり、検査中の記憶もぼんやりする方が多いです。
ただし、鎮静剤を使用する場合は、検査当日の車やバイク、自転車でのご来院はご遠慮いただいております。検査後も、しばらくはフラフラしたり注意力が落ちている可能性があるため、公共交通機関やご家族などの送迎を利用していただくようお願いしております。
大腸カメラ検査は健康保険が適用される検査です。検査中にポリープを切除した場合などは追加費用が発生する場合があります。
1割負担 | 2割負担 | 3割負担 | |
---|---|---|---|
大腸内視鏡検査(観察のみ) | 2,500円 | 5,000円 | 7,500円 |
大腸内視鏡検査+生検※ | 5,000円 | 10,000円 | 15,000円 |
ポリープ切除 (2㎝以上は増) | 5,000円 | 10,000円 | 15,000円 |
詳しい費用についてはお気軽にお問い合わせください。
大腸カメラ検査後は、以下のような点に注意していただきたいと思います。
鎮静剤が残っている場合や、腸内に刺激を与えないようにするため、検査後1~2時間は飲食を控えていただくことがあります。検査後の状態によっては、水やお茶などの摂取から始め、様子を見ながら食事に移行してください。
鎮静剤を使用した場合は、当日は車の運転や自転車の使用などは危険を伴います。なるべく安静に過ごし、無理な運動は控えましょう。
稀に、検査後に腹痛や下血などの症状が出る場合があります。多くは一時的なもので問題ないことが多いのですが、症状が強い場合や長引く場合はすぐに当院にご連絡ください。
何を服用しているかわからないという場合、お薬手帳をご持参ください。血液をサラサラにする薬(抗血小板薬、抗凝固薬など)、糖尿病の薬(インスリン、経口血糖降下薬)などは、休薬が必要となることがあります。
ポリープ切除後は特に腸に負担がかかりやすい状態です。処置後の出血や痛みが起こる場合もありますので、医師やスタッフの指示をよくお守りください。
ご自宅に戻られてからも、不安なことや気になる症状があればすぐにご相談いただければと思います。
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